クワドラント別の税金面を見てみましょう

投稿者: | 2017年10月23日

このページでは、クワドラント別の税金面を見てみたいと思います。Eクワドラント・従業員ですが、こちらは、累進課税制度がとられていますので年収が上がるにつれて納める税金も上がります。

年収によって税率が6段階ぐらいに分かれていますが、随時、税率などが変更されますので詳しくは、厚生労働省のホームページを閲覧した方が正確な情報を把握できるでしょう。

ですが、Eクワドラント・従業員の場合、だいたい年収の20%~30%ぐらいの税金を天引きされると思っておくと良いでしょう。もちろん、年収1000万円以上の方は、もう少し高くなります。

一方、Sクワドラント・自営業者の場合、ロバートキヨサキのキャッシュフロークワドラントの本の中にも書いてありますが、「売上げ-必要経費=純利益」に対して税金が掛かります。

ですから、年間の売上げが500万円で必要経費が350万円だった場合、150万円に対して税金が掛かりますのでEクワドラント・従業員の方から見ると不公平に感じるかもしれませんが、これがクワドラントの違いです。

Eクワドラント・従業員に属していると、毎月、天引きにより税金が徴収されていきますが、Sクワドラント・自営業者になり、自分で確定申告を行うと後者の方が税金面で有利に思うでしょう。

Bクワドラント・ビジネスオーナーの場合もSクワドラント・自営業者と同じような税制ですが、妻を会社役員にしたり、自宅と会社を併用したりすることで節税することができます。

しかし、Bクワドラント・ビジネスオーナーの法人税も累進課税制度がとられていますので会社の利益が上がるにつれて納める税金も上がります。(そのため、様々な節税方法がとられています。)

一方、Iクワドラント・投資家の場合、いくら稼いでも税率が一律20%となっていますので、このクワドラントにおいては、唯一、平等と言えるかもしれません。

また、FXや株式、先物などのトレーダーの方は、インターネット回線があれば、いつでもどこでも仕事ができますので、日本より税金の安い香港やシンガポールに移住している方も多いです。