投資家になる前にトレーダーとして成功する必要がある

投稿者: | 2017年10月23日

金持ち父さんシリーズを読まれた方でIクワドラント・投資家に興味・関心を持たれた方は少なくないと思います。特に20代の方であれば、将来は投資家になりたいと思った方も多いと思います。

まず、ここで確認しておきたいのですが、投資と投機(トレード)は違います。株式投資で例えるなら、上場企業を応援するつもりで株を買い、数年間、持ち続けるのは投資と言えると思います。

しかし、毎日、パソコンの前に張り付いて何度も株の売買を行っている方は、投機家(トレーダー)になりますのでクワドラントで言うとSクワドラント・自営業者になると思います。

また、個人的には、株の売買などを行う投機家(トレーダー)の方は、研究職や技術職の一つだと思いますので、誰でも簡単に慣れるわけではなく、それなりの技術が必要になると思います。

もちろん、参加するのは簡単ですが、儲けるとなると一筋縄ではいかないのは実践した方ならわかると思います。(現実に多くの方が投機・トレードで大損して退場しています。)

この辺りのことは、金持ち父さんの投資ガイド入門編と上級編に詳しく書かれていますが、個人的には、投機家(トレーダー)としてプロになるには3年から5年ぐらいはかかると思います。

しかし、努力してプロの投機家(トレーダー)になることができれば、次に目指すのはプロの投資家です。株式投資の場合、投資家と言っても買って、何年も持っておくだけですから、買うタイミングだけを見極めれば何も難しいことではないと思います。

具体的には、○○ショックなどと言われる大暴落の時に買えば良いだけですから、投機家(トレーダー)と違って細かい技術は必要ありません。また、年単位で保有しておくと毎年、配当がもらえますので慣れると、こんなことでお金をもらっていいのかと思うかもしれません。

株式投資の配当に関しては、東証一部の上場会社の配当ランキングなどを見れば、どこの業種が高いのかが簡単にわかりますが、だいたい2~3%を株主に還元している会社が多いです。

投機家(トレーダー)の方は、差益が損益になるため、主に変動幅を気にされるかもしれませんが、投資家の方は、配当などの利回りを気にされる方が多いかもしれません。一つ言えるのは、誰でも資金量が大きくなると確実な投資を好むようになってくる傾向があります。