もう一度、キャッシュフロークワドラントを見てみましょう

投稿者: | 2017年10月23日

キャッシュフロークワドラントとは、それぞれの人の働き方やお金の稼ぎ方を理解しやすくするためにロバートキヨサキが考案した4マスの図です。

ロバートキヨサキは、それぞれの人を4つのマスに分けて以下のように分類していますが、この4つに属する人が、どのようなタイプの人で、どのような考え方をしているのかが本の中で述べられています。

E 従業員
S 自営業者
B ビジネスオーナー
I 投資家

まず、Eクワドラントが一番、説明しやすいと思いますが、要するに雇用契約を結んでいる全ての方になります。世の中の90%以上の方がEクワドラントに属しているかもしれませんが、この原因については、前のページで解説した通りです。

Eクワドラントを更に分類すると、正社員、契約社員、期間社員、派遣社員、嘱託社員、パート、アルバイトなどに分けることもできますが、中卒、高卒、大卒、大学院卒などの学歴で分けることもできます。

一方、Sクワドラントは自営業者になりますが、個人事業主やフリーランスの方も同じSクワドラントになります。Sクワドラントの特徴は、自分で仕事をしている人になります。

Bクワドラントはビジネスオーナーになりますので、要するに経営者です。この本を読むとわかりますが、経営者の方は、名前の通り「経営をする者」ですので、Eクワドラントの従業員の仕事はしません。

会社によっては、従業員と一緒に働いている経営者の方もいますが、主な仕事は経営になりますので、会社の資金管理や業務の拡大や改善などの舵取りがメインになります。

最後のIクワドラントですが、投資家と言ってもいろいろあります。例えば、身近なところでは、株式投資と不動産投資がありますし、ベンチャー企業に投資をする人もいると思います。

投資家には、数の制限や制約はありませんので、複数の投資を行っても良いですし、一つ(例えば、不動産投資など)に絞って、それだけを続けても何も問題はありません。

日本では、多くの方がEクワドラントに属していると思いますが、どのクワドラントも一長一短ありますので、一概に良い悪いは言えませんが、自分に合ったクワドラントを選ぶことは重要です。